「未使用車」の展示会場があちこちにありますが、「未使用車」なら使ってない車のこと? では新車のこと? 新車ならディーラーで販売してるし、どうしてわざわざ「未使用車」と言うのでしょうか?。未使用車のメリット、デメリットを比較。実際の購入経験談。
「未使用車」とは新車登録してありますが、使用せずに中古車として販売した車のことです。
つまり
「新車」でもなければ「中古車」でもない『新古車』のことです。
自動車の販売店(ディーラー)は、車が売れると、一台につき一定の報奨金が自動車会社(メーカー)から支給されます。
しかし、
ノルマ以上の契約になると、報奨金の割合が大幅にアップします。
そこで、ディーラーは、残り僅かな台数の契約で大幅に報奨金がアップする場合、架空名義(社員名義)で登録してしまいます。
しかし、もともと社員は購入を希望しているのではありませんし、名義だけを貸しているのですから、販売会社の所有物であって、これを「未使用車」(新古車)として転売しているのです。
毎月のように 新車登録をしている女子社員も、以前勤務していたディーラーにいました。
ディーラーには、毎月「新車登録」の会報が届きます。
「未使用車」のメリット
〇 名義変更と車庫証明ですぐ乗れる、使える。
「未使用車」のデメリット
● 好みのボディカラー、内装品、オプションが選べない。
● 車検の残りが3年未満が多く、損する気分。
● 新車は車両価格が明記されてますが、中古車市場では相場での売買になる。
私の経験では
まず、ディーラーで見積りをとりました。
そして「未使用車販売店」へ
好みのボディカラーはありませんでしたが、これは一歩譲って、オプション等内装のチェックをしましたが、これもほぼ満足でした。
車検は新車登録が、前年の12月、現在の時点で2カ月前ですが、
これを購入するとなると車検の残りは、2年と10カ月、2カ月損する気分。
しかも年式が1年古くなるわけで、将来、下取り査定で、購入時点で大きくマイナスになっているのです。
一応、商談してみたら、購入価格はディーラー見積りより若干安かったですが、
上記の理由を相殺する満足のいく金額ではなく
しかも当時は、「マイカー取得補助金」が出ていまして、圧倒的に「ディーラー見積り」に分がありディーラーで購入に決定しました。
車に限らず、相見積もりは大事ですね。