史上最年少 7冠達成!!前人未到の8冠へ王手!!藤井聡太がプロデビュー戦となったのは、加藤一二三との対局であった。両棋士の年齢差は62歳6か月であり、記録に残っているプロ棋士の公式戦では最多年齢差の対局となった。藤井聡太が更新するまで最年少棋士記録を保持していた加藤一二三を110手で破った藤井聡太は、公式戦勝利の史上最年少記録を更新した(14歳5か月)。
藤井聡太 (sota-fujii)
【藤井聡太の近況】
第92期ヒューリック杯棋聖戦で藤井聡太棋聖が挑戦者の渡辺明名人を下し、棋聖位を防衛した。史上最年少でのタイトル防衛を果たすとともに、藤井の通算獲得タイトル数は3期目となり、規定により九段昇段も決まった。18歳11ヵ月での九段昇段は、こちらも渡辺の21歳7ヵ月を大幅に更新する史上最年少記録である。
2016年に史上最年少(14歳2か月)で四段昇段(プロ入り)を果たすと、そのまま無敗で公式戦最多連勝記録(29連勝)を樹立した。その後、最年少一般棋戦優勝・タイトル獲得、史上初の10代九段・二冠・三冠・四冠・五冠など多くの最年少記録を保持している。
プロ棋士の段級位は三段から始まり、最高位が九段となる。藤井は段位でも高みに上り詰めたわけだが、そもそも将棋界における「九段」とはどのような立ち位置なのか。
九段=名人
八段=半名人
七段=上手
六段=上手間手合
五段=上手並
四段=強片馬
三段=並片馬 となります。
(二段と初段には該当する呼称が書かれていない)
藤井聡太が「タイトル2期」を獲得し、八段昇段となったのは。
18歳1カ月での八段昇段は、1958年に加藤一二三九段(80)が樹立した18歳3カ月の最年少記録を62年ぶりに塗り替えました。
同時に二冠達成は、1992年に羽生善治九段(49)が成し遂げた21歳11カ月の最年少記録を28年ぶりに更新した快挙です。
藤井聡太のプロフィール
藤井聡太は5歳の時、母方の祖父母から将棋の手ほどきを受けたが、藤井聡太は瞬く間に将棋のルールを覚え、将棋を指せる祖父が相手をしたが、祖父は藤井に歯が立たなくなった。
同年、瀬戸市内の将棋教室に入会。入会時に師範から渡された、500ページ近い厚さの本『駒落ち定跡』を、まだ読み書きができない藤井は符号を頼りに読み進め、1年後には完全に理解・記憶した。
藤井聡太 (画像 : Yahoo!検索から引用) ふじいそうた(Sota Fujii)
棋士番号 : 307
段位 : 七段
出身地 : 愛知県瀬戸市
生年月日 : 2002年(平成14年)7月19日
干支 : うま年(午年)生まれ
星座 : かに座(蟹座)
蟹座(かに座)の性格は内気で人見知り。気軽に本音を口にできる関係になるまで、少々時間がかかります。特に初対面の人に対しては、やけに無口になってしまったり、必要以上におしゃべりになったりします。しかし、もともと蟹座は親切な性格なため、一旦気を許してしまうと家族並みに細やかな気配りをみせるでしょう。単独行動をとる人が理解できないため、よくまとまった大所帯のグループに身を置くことで安心します。恋人には献身的な愛を注ぎます。
好きな食べ物 : ラーメン、味噌煮込みうどん・・・等の麺類
嫌いな食べ物 : キノコ
好きな音楽 : スピッツ
趣味 : テンパズル(メイクテン)、読書、鉄道ファン
好きな学科 : 数学、地理、体育(陸上)
得意なスポーツ : 陸上競技
師匠 : 杉本昌隆八段
出身高校 : 名古屋大学教育学部付属高校
血液型 : A型
性格 : 負けず嫌い。生活能力低い(母親談) 。天は二物を与えずか。
■藤井惣太のエピソード
負けず嫌い憧れの棋士であった谷川浩司に、2010年の将棋の日イベントで、二枚落ちで指導対局を受けた。谷川の玉が入玉模様となり、谷川の勝勢となったため、谷川は引き分けを提案した。すると藤井は猛烈に泣き始めて将棋盤から離れなくなってしまい、ちょうど居合わせた棋士の杉本昌隆(後に藤井の師匠となる)が取り成しても効果がなく、母親が飛んできてようやく収まった。8年後の2018年、既にプロ七段になっていた藤井は、この時の心境について「子ども心にまだ勝てるチャンスがあると思っていたのか、泣きだしてしまった。悔しいという気持ちをうまくコントロールできなかった。」と語っている。
■藤井聡太の対局結果
2024年(令和6年)
○:勝ち ●:負け □:不戦勝 ■:不戦敗
対局日 | 勝敗 | 対戦相手 | 棋 戦 名 |
7/1 | ○ | 山崎隆之 | ヒューリック杯棋聖戦 第3局 |
6/20 | ● | 伊藤匠 | 叡王戦 第5局 |
6/17 | ○ | 山崎隆之 | ヒューリック杯棋聖戦 第2局 |
6/6 | ○ | 山崎隆之 | ヒューリック杯棋聖戦 第1局 |
5/31 | ○ | 伊藤匠 | 叡王戦 第4局 |
5/26,27 | ○ | 豊島将之 | 名人戦 第5局 |
5/18,19 | ● | 豊島将之 | 名人戦 第4局 |
5/8,9 | ○ | 豊島将之 | 名人戦 第3局 |
5/2 | ● | 伊藤匠 | 叡王戦 第3局 |
4/23,24 | 〇 | 豊島将之 | 名人戦 第2局 |
3/3 | ○ | 伊藤匠 | 棋王戦コナミグループ杯 第3局 |
2/24 | 〇 | 伊藤匠 | 棋王戦コナミグループ杯 第2局 |
2/10 | ● | 永瀬拓矢 | 朝日杯将棋オープン戦 決勝 |
2/10 | 〇 | 糸谷哲郎 | 朝日杯将棋オープン戦 準決勝 |
2/7,8 | 〇 | 菅井竜也 | ALSOK杯王将戦 第4局 |
1/27,28 | 〇 | 菅井竜也 | ALSOK杯王将戦 第3局 |
1/20,21 | 〇 | 菅井竜也 | ALSOK杯王将戦 第2局 |
1/14 | 〇 | 増田康宏 | 朝日杯将棋オープン戦 本戦 |
1/14 | 〇 | 斎藤慎太郎 | 朝日杯将棋オープン戦 本戦 |
1/7,8 | 〇 | 菅井竜也 | ALSOK杯王将戦 第1局 |
タイトル履歴
竜王 | 2期(第34期-2021年度・35期) |
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名人 | 1期(第81期-2023年度) |
王位 | 4期(第61期-2020年度・62~64期) |
叡王 | 3期(第6期-2021年度・7・8期) |
王座 | 1期(第71期-2023年度) |
棋王 | 1期(第48期-2022年度) |
王将 | 2期(第71期-2021年度・72期) |
棋聖 | 4期(第91期-2020年度・92~94期) |
獲得合計:18期
竜王:3回(第34期-2021年度・35・36期)
名人:1回(第81期-2023年度)
王位:4回(第61期-2020年度・62~64期)
叡王:3回(第6期-2021年度・7・8期)
王座:1回(第71期-2023年度)
棋王:1回(第48期-2022年度)
王将:2回(第71期-2021年度・72期)
棋聖:4回(第91期-2020年度・92~94期)
登場回数合計:19回
優勝履歴
朝日杯将棋オープン戦 | 4回(第11回-2017年度・12・14・16回) |
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銀河戦 | 2回(第28期-2020年度・30期) |
NHK杯 | 1回(第72回-2022年度) |
将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 | 1回(第43回-2022年度) |
新人王戦 | 1回(第49期-2018年度) |
優勝回数:9回
昇段履歴
2012年9月 | 6級 |
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2016年4月 | 三段 |
2016年10月1日 | 四段 |
2018年2月1日 | 五段 |
2018年2月17日 | 六段 |
2018年5月18日 | 七段 |
2020年8月20日 | 八段 |
2021年7月3日 | 九段 |
大賞・表彰
将棋大賞
第45回(2017年度) | 特別賞・新人賞・最多対局賞・最多勝利賞・勝率一位賞・連勝賞・名局賞特別賞 |
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第46回(2018年度) | 勝率一位賞・升田幸三賞 |
第47回(2019年度) | 最多勝利賞・勝率一位賞・名局賞特別賞 |
第48回(2020年度) | 最優秀棋士賞・勝率一位賞・最多勝利賞・升田幸三賞(特別賞)・名局賞・名局賞 特別賞 |
第49回(2021年度) | 最優秀棋士賞・最多対局賞・最多勝利賞・名局賞 |
第50回(2022年度) | 最優秀棋士賞・最多勝利賞・勝率一位賞・名局賞・名局賞 特別賞 |
藤井聡太の棋士成績
今年度成績 | 23勝5敗(0.8214) |
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対局数ランキング | 1位(28対局) |
勝数ランキング | 1位(23勝) |
勝率ランキング | 5位(0.821(23勝-5敗)) |
連勝ランキング | 1位(19連勝) |
藤井惣太今後の対局予定