【静岡県の概要】
静岡県は、北部には標高3,000mを越える峰もある赤石山脈の山々がそびえ、一級水系の大井川や安倍川の源流となる。
東部には第四紀火山が多く、富士山や、箱根山、伊豆東部火山群が現在でも活動しており、すでに活動を終えた天城山や達磨火山等の数々の大型火山が伊豆半島の大地を造り上げた。
この伊豆半島は、本州の中で唯一フィリピン海プレート上にあり、プレート境界である駿河トラフの延長線上に富士山が形成されている。
南西部には台地や平野が多くなる。県の中央には糸魚川静岡構造線が南北に走り、安倍川がその南端に当たる。
したがって、地質構造はこの安倍川を境にして県の東西で全く異なる。静岡県の形は金魚に例えられることがあり、この場合、西部を頭、東部を尾に見立てる。
【静岡県の山岳、台地、河川、海岸等】
主な山岳: 箱根山、天城山、富士山、赤石岳、赤石山脈
主な台地: 牧之原台地、磐田原台地、三方原台地
主な反騰: 伊豆半島、三保半島
主な海岸域: 相模灘、石廊崎、駿河湾、田子の浦、折戸湾、御前崎、遠州灘
主な湖沼:浜名湖、佐鳴湖
主な河川:狩野川、富士川、安倍川、大井川、菊川、天竜川
【静岡県の面積、人口、人口密度、隣接都道府県】
静岡県の面積:7,777.43km² (全国第13位 1位北海道)
静岡県の総人口:3,674,947人 (全国第10位 1位東京都) (2017年5月1日現在)
静岡県の人口密度:473人/km² (全国第13位 1位東京都)
静岡県の隣接都道府県:愛知県、長野県、山梨県、神奈川県
【静岡県の木、花、鳥、魚】
静岡県の木:モクセイ(キンモクセイ)
静岡県の花:ツツジ
静岡県の鳥: サンコウチョウ
静岡県の魚:旬の魚13種。地域性・季節性・生産量などを考慮し決めている。
通年はマグロ。1月・ぶり、2月・さば、3月・マダイ、4月・桜えび、5月・カツオ、6月・シラス、7月・鰻、8月・いか、9月・アジ、10月・タチウオ、11月・金目鯛、12月・かき
静岡県の県民歌: 静岡県歌
静岡県庁所在地:〒420-8601 静岡県静岡市 葵区 追手町 9-6
静岡県知事:川勝平太
【静岡県の観光スポット】
【富士山】
【富士山】は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山である。標高3776.12 m[4][5]、日本最高峰(剣ヶ峰)[注釈 1]の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られている。数多くの芸術作品の題材とされ芸術面で大きな影響を与えただけではなく、気候や地層など地質学的にも大きな影響を与えている。懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及ぶ。古来から霊峰とされ、特に山頂部は浅間大神が鎮座するとされたため、神聖視された。噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社が祭祀され、浅間信仰が確立された。また、富士山修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるようになり、登拝が行われるようになった。これら富士信仰は時代により多様化し、村山修験や富士講といった一派を形成するに至る。現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏季シーズンには富士登山が盛んである。
【富士サファリパーク】
日本最大級の富士サファリパークは、屋外に設定されたコースをマイカー、専用バス、GPS搭載のサファリナビゲーションカーなどで走行することで、間近に動物を観察することが出来る。園内に生息する動物の数も多い。車で周る他にサファリゾーンの外周を歩きながら自然散策や動物観察ができるウォーキングサファリ(冬季休業)や実際に触れる(餌やり)ふれあい広場、猫や犬の館などがある。園内では、ライオンの子供との写真撮影やアメリカンミニチュアホースのパレード、トナカイのソリ(期間限定)など様々なイベントが行われている。
【浜名湖】
浜名湖は静岡県西部に位置しており、南部は遠州灘に通じている。もとは砂州によって境される淡水湖が1498年の大地震と高潮により、砂州が決壊し外海と通じ、汽水湖となった。汽水湖には海水と淡水の栄養素が集まるため、魚などの生物が非常に豊富で魚類338種、甲殻類59種、軟体動物84種と全国一の生物が生息しているとの調査報告がある。湖の面積としては日本で10番目の大きさである[3]。形は複雑で、細江湖(引佐細江)、猪鼻湖、松見ヶ浦、庄内湖と4つの枝湾(水域)を持ち、これらの面積は湖全体の面積の4割に達する。このため、湖の周囲長は日本では3番目の長さとなる。また、汽水湖としては日本一長い。湖の北側と南側で水深は大きく異なり、北側は深く、南側は比較的浅い。ウナギ、ノリ、カキ、スッポンなどの養殖が盛ん。