マイナンバーカードって何?マイナンバーカードとは、申請によって無料で交付されるプラスチック製のICチップ付きカードです。カードの表面には氏名、住所、生年月日、性別、顔写真などが記載されており、裏面にはマイナンバーなどが記載されています。
マイナンバーカードは本人確認のために活用できる、いわゆる身分証明書として利用することができます。
さらにマイナンバーが記載されていることによって、税や社会保障、災害対策の法令で定められた手続きを行う際の番号確認に利用可能です。
マイナンバーカードの使い方とメリット
マイナンバーはマイナンバー制度ができたときに通知カードが配布されていますが、マイナンバーカードは現状義務化されていなかったため、すべての日本国民が持っているわけではありません。
したがって、マイナンバーカードは交付申請をすることで取得することができますが、カードを取得することで得られるメリットがいくつかあります。
既述の通り運転免許証などのように身分証明書として活用できるのはもちろんのこと、役所へ行かずに全国のコンビニで住民票の写しや印鑑登録証明、課税証明書などを取得することができます。
また、2020年9月からは買い物に利用できるマイナポイントがもらえるようになり、マイナポイントを使って買い物が可能になる予定です。
さらに2021年3月にはマイナンバーカード自体が健康保険証として利用できるようになるなど暮らしを便利に豊かにするメリットがたくさんあります。
マイナンバーカードは個人情報の宝庫!正しい使い方をしよう
マイナンバーカードはこれ1枚で身分証明ができるものの、情報が漏えいしてしまうと個人情報の不正売買に使われる可能性が高いです。
また第三者の悪用によってなりすまし被害などに遭い、不正な行政手続きが起こるリスクすらあります。
そのため、マイナンバーカードを取り扱う際にはセキュリティに気を付けたいものです。
万が一紛失をしてしまった場合は、キャッシュカードのように24時間365日のマイナンバーコールセンターに電話をするとカードを一時停止することができます。
また、住所などは記載されていますが、基本的に税関連や年金関連の情報などはICチップに記録されているので簡単に第三者が閲覧することはできないようになっています。
ICチップの情報を確認するには設定して置いて暗証番号が必要です。
そして記録情報が簡単に盗取できないように自動的に記録情報を消去する機能など、対抗措置も施しているので安心です。
最近では、マイナンバーカード制度において国民が開設する全預金口座紐づけ義務化を検討されていると発表がありました。
新型コロナウイルスにおける特別給付金をめぐり、マイナンバーがうまく機能しなかったことから、法改正を進めていく方針です。
マイナンバーカードを実際に取得することで行政の手続きは非常に便利になってきます。
今後義務化されることになれば、
銀行口座を利用する際にマイナンバーカードの提示が必要になるなど非常に重要なカードになりますので、自身でもしっかりと管理して紛失や盗難に遭わないように対策を練っておくと良いでしょう。