【三重県の概要】
三重県は、海、山の豊富な自然に恵まれ、農業・漁業が盛んである。また江戸時代の(御伊勢参り)から現在(F1日本グランプリや、8耐など・・・鈴鹿サーキット)に至るまで、観光を産業として成り立たせている。
北勢、伊賀、中勢、南勢(伊勢志摩)、東紀州の5地域で構成されている。
江戸時代から、お伊勢参り(お蔭参り)の名で知られる伊勢神宮を擁する地域として発展した。
令制国では、伊勢国・志摩国・伊賀国の全域と、紀伊国(当初は熊野国)の一部、計4国より構成される。包括する旧律令国の数は、5国を包括している兵庫県に次ぐものである。
三重県内で最大の人口を有する市町村は四日市市の約31万人で、国から施行時特例市に指定されている。
一方、県庁所在地である津市の人口は約16万人であり、2005年から2006年の短期間は県庁所在地のなかでもっとも人口が少なかった。
平成の大合併後の人口は約28万人である。
三重県は東紀州を中心に過疎地域があるほか、津市や松阪市の一部も過疎地域に指定されている。
三重県の総人口は約180万人であり、熊本県、鹿児島県、岡山県等と同規模であるが、本県はこれらの県と比較して人口が突出した都市は存在せず、中規模の複数の都市に人口が分散している。
三重県の北中部は中京工業地帯であり、主要企業が多い。
四日市市では自動販売機が年間で約12万台生産されており、自動販売機の生産量が全国で最も多い。
また、石油化学コンビナートの四日市コンビナートは、四大公害病の一つである四日市ぜんそくの原因となり問題になったが、現在は法整備や汚染防止技術向上などの対策が格段に進み、工業地帯周辺の大気状態は良好になっている。
亀山市にはカメヤマローソク(本社は大阪市に移転)や、三重県のハイテク企業誘致策により建設されたシャープ亀山工場がある。
なお、三重県はローソクの生産量と鍵の生産量が全国一である。
伊勢神宮や伊賀上野、二見浦、世界遺産の熊野古道などの観光地やナガシマスパーランド、なばなの里、志摩スペイン村、鈴鹿サーキットなどのテーマパークがある。
特に伊勢・志摩地区は観光地としても名高い。
本県は地理的に、近畿圏と中京圏の中間に位置しているため、両地域からの観光客が多い。
なお、伊勢・志摩地区にも路線を有する近畿日本鉄道(近鉄)は大阪や名古屋から伊勢・志摩地区への観光客に向けた企画乗車券を販売するなど誘客に務めている。
方言は三重弁が話されており、その中でも伊勢弁・伊賀弁・志摩弁・紀州弁に分けることができる。
三重弁は近畿方言に属しており、大部分の地域が京阪式アクセントまたはその変種である。
三重県は特に北部において、愛知県と経済面・物流面での関係が深いが、方言は揖斐川を境界として愛知県・岐阜県との間に大きな違いがある。
揖斐川の東側に位置する桑名市長島町および桑名郡木曽岬町は東京式アクセントで、愛知県と同じ方言圏に属している。
三重県の面積:5,774.41km²(全国第25位 1位北海道)
三重県の総人口:1,800,166人 (全国第22位 1位東京都) (2017年5月1日現在)
三重県の人口密度:321.0人/km² (全国第20位 1位東京都)
三重県の隣接都道府県:愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府
三重県の木:神宮スギ
三重県の花:ハナショウブ
三重県の鳥:シロチドリ
三重県の魚:伊勢えび
三重県の獣(けもの):カモシカ
三重県の県民歌:
1、明けゆく朝の陽に映(は)えて むらさき匂う 吉田山 展(ひ)らける街に 野に山に みんな明るく 呼び交わす ああ三重県は 躍進の 希望にもえる ふるさとよ
2、五十鈴の流れ 澄むところ 歴史に著(し)るき 筆のあと つづる真珠の 志摩晴れて 伊賀に熊野に 風かおる ああ三重県は 観光の 世界を結ぶ ふるさとよ
3、伊勢の海原(うなばら) 潮(しお)みちて 今建設のうたごえが 緑の風に おくられて 鈴鹿の山に こだまする ああ三重県は 産業の 若さみなぎる ふるさとよ
三重県庁所在地:〒514-8570 三重県津市広明町13番地 三重県庁電話案内:059-224-3070
三重県知事:鈴木英敬
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鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキット(すずかサーキット、Suzuka Circuit)は、三重県鈴鹿市にある国際レーシングコースを中心としたレジャー施設。F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなどの開催で知られる。
レーシングコースの他に遊園地やホテル等があり、モビリティリゾート(自動車を題材とする行楽地)を形成している。
日本初の全面舗装と観客席の両方を備えたサーキットとして、1962年に本田技研工業(ホンダ)によって建設された。
現在はホンダグループでモータースポーツ関連施設を運営する会社、モビリティランドによって運営されている。
【三重県の観光スポット】
【ナガシマスパーランド】
三重県桑名市にある遊園地。
1966年3月オープン。リゾート施設「ナガシマリゾート」内にある。世界最大級のジェットコースター「スチールドラゴン」をはじめ、いわゆる「絶叫系」のアトラクションが多い。
夏季には巨大なレジャープールの営業もある。西日本有数の絶叫マシンの宝庫で、絶叫マシン愛好家や海外からは「東の富士急、西のナガシマ」と並び称されている。
2017年3月現在、園内でのローラーコースターの総数は大小含め12機種(スチールドラゴン2000・アクロバット・ホワイトサイクロン・4Dスピンコースター 嵐(ARASHI)・コークスクリュー・ルーピングスター・シャトルループ・ウルトラツイスター・ダブルワイルドマウス・ジェットコースター・チルドレンコースター・ピーターラビットコースター)にも及び、日本一となった。
この為、地元東海地方はもちろん関西地方をはじめとする他地方からの来園者も数多い。夏には屋外プール「ジャンボ海水プール」も開業する。
【志摩スペイン村】
志摩スペイン村(パルケエスパーニャ)
は、三重県志摩市磯部町坂崎にある複合リゾート施設。1988年に策定された「三重サンベルトゾーン」構想に基づき、三重県志摩郡磯部町(現・志摩市)の協力を得て開発した施設で、テーマパーク「パルケエスパーニャ」を中核施設に、ホテル志摩スペイン村、天然温泉「ひまわりの湯」の3施設で構成されている。
【伊勢神宮】
伊勢神宮(いせじんぐう)は、三重県伊勢市にある神社で二十二社(上七社)の一社。。なお「伊勢神宮」とは通称であり、正式名称は地名の付かない「神宮(じんぐう)」。
他の神宮と区別するため「伊勢の神宮」と呼ぶこともあり、親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも称される。
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。
内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いが、まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされている。