インフルエンザとは、インフルエンザウイルスにより引き起こされる急性ウイルス性疾患で、毎年11月頃から流行し始め、1月頃に流行がピークに、4月過ぎ頃から徐々に収束する傾向があります。インフルエンザの典型的な症状は、急激な発熱、のどの痛みなど、急激に出現する上気道症状です。38度以上の高熱が3、4日持続した後、解熱していくという経過を辿ることが一般的のようです。
■インフルエンザの典型的な症状は、
インフルエンザは咳や鼻水を介する飛沫感染によって感染し、1〜2日程度の短い潜伏期間の後に発症します。
典型的なインフルエンザの症状は、
悪寒戦慄、急激な高熱と共に発症します。同時に、筋肉痛や咳、鼻水などの上気道の症状が現れることもあります。
発熱期間は3〜5日ほどであることが多く、38度以上の高熱が持続した後に解熱傾向に向かいます。
熱が高くならない場合や長引く場合もあり、経過には個人差があります。
一度解熱してから再度発熱する「2峰性発熱(にほうせいはつねつ)」と呼ばれる熱型をとることもあります。
2峰性発熱の場合は、インフルエンザの自然経過なのか、肺炎などの合併症による発熱なのか、医療機関で正しく判断を受けることが重要です。
新型インフルエンザでは、下痢や嘔吐などの消化器症状が生じることもあります。
また、肺炎や脳症などの合併症にも注意が必要です。インフルエンザウイルスの感染に合併症を発症している場合、以下の症状が現れることがあります。
- 発熱の期間が典型的なインフルエンザの例よりも長くなる
- 咳がひどくなり呼吸が苦しくなる
- 意識状態がおかしく、けいれんを起こす・・等々
インフルエンザは、一般的な風邪よりも重くなりやすい傾向があります。
厚生労働省が、インフルエンザの流行警報などを毎年発表しています。
インフルエンザが流行ってくると、学級閉鎖になることもあるくらいです。
それくらいインフルエンザは猛威を振るうものですが、実はインフルエンザの間違っている予防法を行っている人も少なくないようです。
インフルエンザは基本的には自然に治癒をする病気ですので、必ずしも抗インフルエンザ薬が必要になる病気ではありませが、肺炎等合併症を発症するリスクもあるため、風邪とは区別して考えるべき病気といえます。
ということで今回は、インフルエンザの間違っている予防法についてまとめてみることにしましたので、興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね!
■インフルエンザウィルスの型
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つの型があります。
このうち、冬に流行する「季節性インフルエンザ」を引き起こす型は、A型とB型です。
インフルエンザウイルスにはさまざまな種類があるため、一度かかっても同じ年でも、違うインフルエンザウイルスに感染することがあります。
インフルエンザには、季節性インフルエンザ以外にも新型インフルエンザなど、世界的な大流行を引き起こしうるものも存在します。
◇インフルエンザの予防接種の効果は?
インフルエンザの予防として、予防接種を受ける人はたくさんいます。
でも、インフルエンザの予防接種は、感染を予防するものではありません。
つまり、口や鼻の粘膜からウィルスが体内に入って増えるのを予防できないっていうことなんです。
ただし、発病してからの症状が重くなるのを防ぐ効果があるのです「ここが重要」
だから、予防接種は意味がないというわけではないので間違えないで下さい。
自分の周りでは予防接種をしている人がインフルエンザにかかっている感じがないので、インフルエンザの確実な予防にはなってないからと、
予防接種はパスしてる人もいるようですが、実は正しい予防法を実践しているのかもしれません。
◇うがいはインフルエンザの予防法にならない
「うがい」はインフルエンザの予防に効果的って思っている方はけっこう多いと思います。
わたしもそのうちの一人でした。
でも、「うがい」は実はインフルエンザの予防法として根拠がないとのことなんです。
だから、自治体のサイトでもインフルエンザ予防法として「うがい」が消えているみたいですよ。
インフルエンザの予防法としては、手洗いが重要。
ちなみにどうして「うがい」が予防法にならないのかというと、インフルエンザのウイルスは鼻から入ってくるので喉の「うがい」をしても意味がないらしい。
◇マスクを付けるのは感染が広がるのを防止するため
マスクを付けるのは、インフルエンザの感染が広がるのを防止するのに役立ちます。
でも、自分自身をインフルエンザから守ることにはならないとのこと。
また、マスクは、口だけでなく鼻もカバーするものにすることがポイントなんです。
最近はコロナの関連でマスクの着用が日常ですが、「鼻だしマスク」は息苦しいかも知れませんが、インフルエンザにもコロナに対しても効果がありませんね?
さらに、抗ウイルス剤などが外側の布に付いているマスクが力を発揮するみたい。
でも、その力も咳やくしゃみをする人がマスクをした時だけね。
インフルエンザにかかると、約200万個のウィルスが1度のくしゃみで放たれて、約10万個のウィルスが1度の咳で放たれるから、マスクによって周りが感染するのを抑える効果があるってことなのです。
でも、マスクによって自分自身がインフルエンザから守られないってことはけっこうガッカリだよね。
◇発症してすぐの検査では陽性が出ないことも
インフルエンザの特徴は、発症してすぐに病院で診てもらっても検査に陽性と出ないことがあるから気を付けて。
インフルエンザかと思ったら、6時間以上過ぎてから診てもらうほうがいいかも。
ウイルス量が少ないときに検査したり、検査材料を採るのに失敗したりしたら、インフルエンザにかかっていても陽性が出ないことがあります。
ですから、病院に行くタイミングも大切ですね。
◆ まとめ
インフルエンザの間違っている予防法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「自分が今までやっていたインフルエンザの予防法は間違っていたの!?」と驚いた人もたくさんいると思います。
特に、うがいやマスクなどが間違っている予防法というのはビックリですよね?
これを機会にインフルエンザの正しい予防法を行うようにして、インフルエンザから自分自身を守っていきましょう。