【岐阜県の概要】
岐阜県(ぎふけん)は、日本の中部地方に位置する県。内陸県の一つで、日本の人口重心の中央[に位置し、その地形は変化に富んでいる。
県庁所在地は岐阜市。北部の飛騨地方の大部分は、標高3,000m級の飛騨山脈をはじめとする山岳地帯で、平地は高山盆地などわずかしかない。
一方、南部の美濃地方は、愛知県の伊勢湾沿岸から続く濃尾平野が広がり、低地面積が広い。
特に南西部の木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)合流域とその支流域には、水郷地帯が広がり、海抜0m以下の場所もある。
この地域には水害から身を守るための輪中と呼ばれる堤防で囲まれた構造あるいはその集落があり、このような岐阜県の地形の特徴を表して、飛山濃水という言葉で表される。
飛騨地方の大部分と美濃地方の一部は日本海側気候、美濃地方の大部分は太平洋側気候、飛騨地方・美濃地方の各一部は中央高地式気候となっており、標高差も大きいため同じ県内であっても気候差が大きい。
県内全域で内陸性気候をあわせ持ち、一部地域は豪雪地帯・特別豪雪地帯でたびたび大雪に見舞われる。
標高の高い地帯の西側に当たる為に雨雲が発達しやすく、年平均降水量は1700mm~2500mm程度と比較的多い。
冬は乾燥した晴天の日が多く、岐阜県西部では、伊吹おろしという乾燥した冷たい風が吹く。
このため体感温度が北日本並みに一気に低下する日もある。
強い冬型の気圧配置になると雪雲が流入し、岐阜県西部で局地的な大雪に見舞われることがある。
岐阜県の面積:10,621.29km² (全国第7位 1位北海道)
岐阜県の総人口:2,014,303人 (全国第17位 1位東京都) (2017年5月1日現在)
岐阜県の人口密度:190人/km² (全国第30位 1位東京都)
岐阜県の隣接都道府県:愛知県、三重県、長野県、富山県、石川県、福井県、滋賀県
岐阜県の木:イチイ
岐阜県の花: レンゲソウ
岐阜県の鳥: ライチョウ
岐阜県の魚: アユ
岐阜県庁所在地: 〒500-8570 岐阜県岐阜市藪田南二丁目1番1号
岐阜県知事: 古田肇
【岐阜県の観光スポット】
【高山市三町伝統的建造物群保存地区】
高山市の中心部、宮川の東側に位置する。ここには、古い町並が残り、その中でも、三町には江戸時代さながらの家並が残っている。 この地区は、重要伝統的建造物群として、国からの選定をうけ、飛騨の経済活動の中心地として発展してきた城下町、町人町の名残を今も残す。
【下呂温泉】
下呂温泉(げろおんせん)は、岐阜県下呂市にある温泉。林羅山が有馬温泉・草津温泉とともに、日本三名泉に数えた(ただし、当時は下呂ではなく湯島と表記)ことから、「日本三名泉」と称されていた。泉質はアルカリ性単純温泉。下呂市街を突っ切るように流れる益田川の河原に、下呂温泉のシンボルとも呼べる噴泉池と言う露天風呂がある。脱衣所・風呂を仕切る壁もなく、混浴であり、入浴は無料となっている。利用にあたっては、2010年(平成22年)2月1日から男女とも水着の着用が義務付けられている。なお、近年下呂温泉全体の温泉噴出量低下にともない、無料露天風呂の維持管理が難しくなっている。
【白川郷合掌造り】
合掌造り(がっしょうづくり)は、日本の住宅建築様式の一つである。急勾配の屋根を持つことが有名であるが、現存する合掌造りの屋根は45度から60度まで、傾きにかなりの幅がある。合掌造りの定義自体が一様ではないが、日本政府が白川郷と五箇山の集落をユネスコの世界遺産に推薦した時には、「小屋内を積極的に利用するために、叉首構造の切妻造り屋根とした茅葺きの家屋」と定義づけた。名称の由来は、掌を合わせたように三角形に組む丸太組みを「合掌」と呼ぶことから来たと推測されている。同じ白川郷(荘白川)でも、高山市の旧荘川村地域に残る合掌造りは、入母屋屋根になっている。
【新穂高ロープウェイ】
新穂高ロープウェイ(しんほたかロープウェイ)は、岐阜県高山市の北アルプス穂高岳の千石尾根に敷設されている索道である。中部山岳国立公園内にある。この索道は奥飛観光開発の運営で、新穂高温泉から西穂高岳への岐阜県側からのアクセスを担う。第1ロープウェイと第2ロープウェイがあり、第2ロープウェイは日本初の二階建て構造のゴンドラのロープウェイである。なお、冬季に営業していた併設の新穂高ロープウェイスキー場は2003年3月30日をもって閉鎖した。
【世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ】
アクア・トトぎふ、は、岐阜県各務原市川島笠田町に所在する、淡水魚専門の水族館としては世界最大級の水族館である。正式名称は岐阜県世界淡水魚園水族館(ぎふけんせかいたんすいぎょえんすいぞくかん、)。内陸型水族館。河川環境楽園の一つである岐阜県世界淡水魚園(愛称:オアシスパーク)内の一施設であり、岐阜県営都市公園施設の一つでもある。2004年(平成16年)7月14日に開業した。飼育展示数は、動物(節足動物および脊椎動物)が約220種(約25,000点)、植物が約40種(約3,500点)。展示生物の中で比較的人気が高いのは、メコンオオナマズ、ピラルクー、コツメカワウソ、カピバラ、カリフォルニアアシカなどである。
【乗鞍岳】
山体は岐阜県と長野県に跨がる活火山で日本で19番目に高い山[8]。活火山ランクC、気象庁による常時観測対象の47火山に含まれるが山頂部に噴気地帯は存在しない。比較的新しい火山であることから穏やかな山容が特徴で、最新の噴火は2000年前の恵比寿岳での噴火とされている。乗鞍岳を含む飛騨山脈の主な山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の指定を受け。長野県側の麓には溶岩流で形成された乗鞍高原が広がる。
【飛騨大鍾乳洞】
飛騨大鍾乳洞 (ひだだいしょうにゅうどう)は、岐阜県高山市にあり、観光洞部分800m、未開発洞部分1,000mの鍾乳洞である。現在は整備され1968年6月15日より観光鍾乳洞として一般公開されている。この鍾乳洞は標高900mに位置し日本にある観光鍾乳洞の中では一番標高が高い場所にある観光鍾乳洞として有名。鍾乳洞内からはウミユリ・フズリナなどの化石が多数発見されていて、2億5千万年前ここが海底だったことがうかがえる。観光化のために積極的に洞内には掘削が行われており、内部の歩行は容易であるが、反面オリジナルの環境は広範囲に損なわれている。
【郡上八幡城】
郡上八幡城(ぐじょうはちまんじょう)は、岐阜県郡上市八幡町柳町にある城。郡上八幡城と呼び習わされている。戦国期~江戸期の城。吉田(よしだ)川と小駄良(こだら)川に挟まれた標高350メートルの山上を中心とした山城(やまじろ)。1559年(永禄2)遠藤盛数(もりかず)が主君東常堯(とうのつねたか)を滅ぼしてから着工した。江戸期には井上、金森(かなもり)、青山氏などが入っている。江戸期になると、戦国期の山上にあった本丸を松の丸、桜の丸とし、山麓(さんろく)にあった二の丸を本丸とした。天守閣は築かれず、現在あるのは1933年(昭和8)に建てられた模擬天守閣である。