「ドメスティック・バイオレンス」とは、明確な定義はありませんが、日本では「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いです。配偶者からの暴力を防止し、被害者の保護等を図ることを目的として制定された「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」は、「DV防止法」と呼ばれることもあります。
人によって態度を変えるならDV男性になる可能性大
ドメスティックバイオレンスは配偶者の男女間で生じる肉体的・精神的な暴力を指しています。
一般的に男性から女性に対して行われることが多いです。
結婚前は優しかったのに、結婚したら次第に本性を出してくる男性がいます。
結婚前に見抜けなかった女性が悪いという声もありますが、男性側も見抜かれないように工作しているのです。
DVになるかどうか完璧に見抜くことはできませんが、DV男性には一定の特徴があります。
たとえば立場によって態度を変える男性には注意してください。
強い者には媚を売るのに、弱い者には強く当たるという男性は危険です。
飲食店やコンビニに行ったとき、店員さんに強く当たるような男性はその代表例でしょう。
人によって態度を変えるということは、複数の自分を使い分けているということです。
結婚するとたいていは夫が一家の大黒柱になることが多く、稼ぎ頭になるのが普通でしょう。
DV男性は稼いでいる人間が一番偉いという思考を持っていることが少なくありません。
こうした男性は家事・育児など、お金にならない仕事を軽視する傾向があります。
クルマの運転に本性が現れます
クルマの運転をすると性格が変わる人がいるという話は聞いたことがあるでしょう。
普段は温厚な性格なのに、ハンドルを握ると人が変わったように荒々しい運転になる人がいます。
こうした事例ではクルマが人を変えるように解釈されますが、事実はそうではないのです。
普段は自分を押し殺して生きている人が、クルマの運転をきっかけに本当の姿を現すだけです。
運転をすると人が変わったように乱暴になる男性は、結婚するとDVに走ってしまう可能性があります。
不自然なくらい優しすぎる人も要観察を
誰から見てもいい人、優しすぎる人にも注意してください。
人間の感情は一定ではなく、機嫌の良いときもあれば悪いときもあります。
常に機嫌が良い人というのは、裏の顔を持っている可能性があります。
外面の良い人は内面が悪いと言われるように、外で最高の評価を受けている男性がDVをするケースは意外と多いのです。
自分を押し殺して生きている人は、弱い人に矛先を向けてくる傾向があります。
DV男性から身を守るための対処法とは
DVには育ちが関係していることが多く、長い歳月をかけて構築されていく性格のようなものです。
過去のトラウマが影響してDVに走ることも少なくありません。
結婚してから急にDVを受けるようになった場合、自分には落ち度がないと考えてください。
自分自身を責めてしまうと、自分に原因があると考えて自己完結してしまう場合があります。
悪いのは間違いなくDVをする相手ですから、DVが続くようなら別れることを伝えてみましょう。
それでも収まらないようならば、思い切って家を出てみるのも手です。
弁護士が実施する無料相談を活用し、法的な解決策を模索していく方法もあります。
相手がDVを自覚していない場合は改善が非常に困難ですから、離婚を前提とした対策が必要になることが多いです。