突然襲ってくる災害 地震・台風・洪水・津波などの災害備えて、実際には何を備えたら良いのか？地震などの大きな災害の経験がある一部の地域では、多くのご家庭で水や食料の備蓄をされていたり、非常袋などが用意されていますが、ほとんどのご家庭ではまだまだ準備されていないことが現実ではないでしょうか。では実際に必要なものとは。
防災グッズ・防災用品・防災バッグ・非常袋は準備していますか？
台風は数日前から、ある程度進路予想はできます。
しかし、数十年前は今のように気象情報がリアルタイムでない為、「台風が来るらしいが、大きいのか、小さいのか、いつ頃来るのかサッパリわからない」ものでした。
近年では違いますね！
台風のコース、大きさ、強さ、接近の時刻がほぼ正確に報道されています。
さて、突然襲ってくる災害に、いざという時に備えて、ご自宅に防災用品・防災グッズ・防災バッグ・非常袋と呼ばれるようなものを準備していない場合、実際に何を準備すれば良いでしょうか？
地震などの大きな災害の経験がある一部の地域では、多くのご家庭で水や食料の備蓄をされていたり、非常袋などが用意されていますが、ほとんどのご家庭ではまだまだ準備されていないことが現実ではないでしょうか。
防災グッズ・防災用品・防災バッグ・非常袋で実際に必要なものとは？
災害はグッズを揃えても防げるものではありません。
水と食料3日分の用意も、優先順位的には最後の方です。
なぜなら、大地震など、これまでの国内で記録ある自然災害において、水や食料不足が理由で亡くなった方は極少だからです。
現在は、どこの自治体でも連携して災害対策をおこなっており、インフラが停止するような大災害が発生しても、数日内に救援物資が届くのは間違いないところです。
防災グッズは、以下の順番で用意します。
実際に生命の危機に陥るリスクを軽減するもの、自宅が危機に面した場合に避難を手助けするもの
避難所生活が長期に渡った場合、健康を維持するために必要なものより避難生活を快適に、便利に過ごせるようにするもの
これらを市販の非常袋（非常用持ち出し袋）に自分の必要なグッズを入れて、オリジナルの防災バッグを用意しましょう。
また自宅が比較的地震のリスクに弱い古い木造家屋であるか、鉄筋コンクリートによるものか、3階程度の低層住宅か、中高層住宅かによっても用意する物の種類や分量は異なります。
まずは安全な家に住み、安全な寝室で寝ることこそ本当の災害対策になるのですが、それは困難なことが多いと思われます。
まずはご家庭では家具等の転倒防止対策が最優先です。
次に、避難に備え、
底の丈夫な運動靴(作業用の安全靴)、ヘルメット、懐中電灯を枕元に用意しておきます。
※家庭で用意しておくべき災害時の準備用品リスト
避難生活で必要なものは、個人、家庭によって異なります
大規模な地震災害が発生してライフラインが止まった場合、公的な支援が行き渡るまでに、家族の生命・健康を維持するために、どのようなものを準備しておけばならないのでしょうか？
■飲料水
1人1日３ℓが目安で3～4日分（飲用のみで一人分で２ℓペットボトル６本用意）
■非常食
保存期間が長く火を通さないでも食べられる食品（レトルト食品、インスタント食品、クラッカー、缶詰など安価な日用品をストックして、日常生活で古いものから消費）
■医薬品
常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、ばんそうこう、はさみ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、持病のある方はその病気のための薬（薬品名のメモも）。小児、高齢者のいる家庭は別途必需品を用意。
■衣類
重ね着のできる衣類、防寒具、毛布、下着類、靴下、軍手、雨具。
■停電時用
懐中電灯、ろうそく、マッチ、携帯ラジオ、予備の電池。携帯ラジオは手巻きの充電式が便利。最近のものは携帯も充電できる。
■避難所への持ち込み用グッズ
着替え、毛布、布団、寝袋、タオル、ティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、生理用品、筆記具（油性）、食器類、スプーン。
■緊急時の避難・救助用
笛、コンパス、ナイフ、ロープ、シャベル、バール、ノコギリ、ハンマー等の工具。
■貴重品
現金（硬貨）、身分証明書、各種カード、保険証など 。
預貯金通帳、印鑑、権利書等は避難所での盗難なども考慮しましょう。
■長期避難用アウトドアグッズ（キャンプ用品で可）
燃料、卓上コンロ、ガスボンベ（予備ガスは多めに用意）、固形燃料、調理用具、寝袋、洗面用具、トイレットペーパー、古新聞紙、バケツ、ラップ、ビニールシート 断水に備えて携帯用トイレ・簡易トイレ、紙袋、ビニール袋。
■その他、役に立つ日用品
布粘着テープ（油性マジックを使ってメモに使用、割れたガラスの破片を取るときに利用）、ラップ（水不足の時に食器に貼り付けて使用、保存用）、梱包用ひも、ビニールシート、ダンボール(暖房用)、カイロ。
非常袋に入れておくべきグッズ
※災害時にあると便利なグッズ（一次持ち出し品）
飲料水（500mlペットボトル数本）、非常食（菓子類・ゼリー状の食品）、医薬品（消毒薬、三角巾、胃薬、解熱薬など）、簡易食器セット（家族分）、衣類（防寒具）、懐中電灯、携帯ラジオ、電池、現金（硬貨は必須）、貴重品、ローソク、マッチ、ライター、ロープ、ビニールシート、雨具、ナイフ、ハサミ、タオル（大小）、洗面道具（旅行用で可）、ウェットティッシュ、ビニール袋、携帯電話用バッテリー、コンパス、筆記具
※災害時にあると便利なグッズ（二次持ち出し品）
裁縫セット、ランプ、ランタン、ヘッドランプ、カイロ、サバイバルシート、折り畳みポリタンク、車輪付き旅行バッグ、台車（荷台付き）、自転車、小型バイク、キャンプ用品一式（テント、寝袋、バーベキュー用品一式）、非常用浄水器
※避難所生活において、あると快適に過ごせる便利グッズ
耳栓、安眠マスク、携帯マクラ、菓子類。
以上のリストは参考です。全てを準備、用意して持ち出すのは困難ですので、必要と思われるものを準備します。
