今、新ジビエとして“カラス”が注目らしい。地方では刺し身として食べたり、ミンチをおからなどと混ぜて焼いた「ろうそく焼き」といったカラス食の文化があるんだとか。カラスは私たちにとって最も身近な鳥類と言っても過言ではない。“嫌われ者”や“怖い”などマイナスなイメージを持たれているカラス
今、食鳥として人気なのが、ハシブトガラス
その胸肉。首都圏でよく見かけるアイツだ。
雑食性なので、大腸菌、残留農薬、抗生物質などの基準をクリアできる生後1年未満の
ひな鳥に限定される。
特徴は・・・肉は真っ赤。クジラや鹿に近い色で、ちょっとグロい。
鶏肉より弾力がある。
指をはね返す硬さ。塩こうじで漬けこんで臭みを取るが、野生っぽさは残る。
胸肉には、ミオグロビンという鉄を含んだタンパク質が多く
100g中の鉄分は9.2mgで、ニワトリの胸肉は0.3mg、鹿肉は6.0mg、牛レバーは4.0mgなので、鉄分は圧倒的に多い。
現代人に不足がちな鉄分を摂取できそうで、
成人女性の1日に摂取する量として目安が10.5mgとされていますから、だいたいカラス1羽分で補える。
高タンパク、低脂肪、低コレステロール。タウリンが多いのも特徴です。
風味はレバーっぽい。これをゆずこしょうやレモンを添えていただく。濃厚で焼くと臭みもほぼ気にならない。
女子からは「ビーフジャーキーみたい。おいしい」との声。確かに鳥よりは
牛肉に近い感じのようで評判。