毎日お風呂に入る方も多いと思いますが、あまり免疫力のことを意識して入浴している方は少ないのではないでしょうか。大抵の方が、体を清潔にすることを目的としているでしょう。湯船に浸かる日もあれば、シャワーだけで済ませてしまう方もいるでしょう。
■正しい入浴方法を実践しましょう
実は正しい方法で入浴すれば、毎日の行動一つで元気な長寿を目指せます。
■シャワーだけでは免疫力がアップしない
確かに現代人は特に働いていると忙しいですし、節約のためにもシャワーで済ませてしまうという方もいるでしょう。
簡単に終わりますし体も清潔に保つことができますが、免疫力はまったくアップしません。
お風呂に入るという行為はほとんど毎日行う方が多いと思いますので、ぜひ効果的な入り方をしましょう。
冬は寒いのでしっかりと湯船を溜めても浸かることがあっても、夏はあまり入らないという方もいるかもしれません。
実は夏もエアコンの風を受けて体が冷え切っていて、会社などでのストレスで体も心も疲れています。
湯船にしっかりと浸かることで、血液循環やリラックス効果が得られます。
さらに夜に入ると、質の良い睡眠にもつながりますので良いことばかりです。
■実際のデータでも入浴している人の介護リスクが低かった
高齢者の方に調査を行い、毎日入浴している人としていない人と比べると、なんと3年後に要介護になるリスクが約3割も低かったというデータもあります。
しっかりと湯船に浸かりリラックスすると、心も体も整いやすく将来にもつながるということが実験からでもわかっているのです。
1日ずっと仕事でやっと家に帰ってきて、湯船に浸かったときにホっとした経験がある方もいるでしょう。
多少ストレスを浴びても、毎日入浴するだけで健康寿命も延ばせます。
■ポイントは湯船の温度!
ではどんな湯船に浸かっても免疫力が上がるかというと、決してそういったわけではありません。
熱すぎても体の負担になりますし、低すぎても温まらずに終わってしまいます。
IgA抗体やNK細胞の働きが免疫力へとつながっていくのですが、40℃から41℃の湯船がベストです。
38℃ではぬるいですし、42℃以上になると逆に免疫力が落ちてしまいます。
半身浴でも良いのですが、より効果を感じるには首の近くまで浸かり、しっかりと全身を温めることです。
時間は15分程度浸かると、最も効果的と言われていますのでゆっくりとした気持ちで浸かりましょう。
この時間以上ずっと浸かっていると良いかというとそんなことはなく、逆に体に負担をかけます。
■入浴剤でも変わってくる
たまに入浴剤を使わないという方もいますが、実はそのままのお湯に入ってしまうと負担になります。
入浴剤を入れるだけで、体が逆にリラックスでき免疫力アップに期待ができます。
血行を良くしてくれることでも有名な炭酸系の入浴剤は一番のおすすめで、効率良く体も温められるのです。
生薬成分を含んでいるような入浴剤もおすすめで、特に値段もある程度するものを使ってみましょう。
こちらも冷え性の方にピッタリで、体の芯からポカポカさせてくれます。